電話機3台の内線電話システム

現在のところ、RTA54iも安定して動作しています。
ソフトウェアフォンが1台、ハードウェアフォンが2台の構成です。
Asteriskが停止している場合は、通話は出来ませんが、
その後、起動した場合は一定時間後に自動的にレジストされます。
そのため、通常の利用方法では、IP電話ではない電話との違いはありません。

RTA54iのレジスト方法

RTA54iもレジストできました。
2つあるLAN端子によって動作が違うようです。
LAN2(WAN)側にケーブルを繋いでのレジストはできず、
LAN1側に繋ぐとレジストできました。
パケットをダンプしていて以下の点に気づきました。

RTA54iからは、src port = 60001, dest port = 5060で、Asteriskに送るのですが、
Asteriskからは、src port = 5060, dest port = 5060で、返送しようとします。
RTA54iは、ポート60001で待ち受けているようで、Asteriskからの応答を受け取れません。

この動作は、LAN2側に繋いだ場合に発生します。
LAN1側の場合は、RTA54iからはsrc port = 5060, dest port=5060で送信され、
ポート5060で待ち受けるので、正常に応答を受け取れるようになりました。

しかし、なお認証エラーの応答が返るため、
Asteriskの設定を「認証なし」にしたところレジストできるようになりました。

電話機を繋いでテストしたところ、ベルは鳴りますし通話も問題ありません。

RTA54iのREGISTERパケット

RTA54iがレジストできないので、原因を調査するためにパケットをダンプしてみました。

REGISTER sip:192.168.10.2 SIP/2.0
Call-ID: 39224-43530-11083-00a0de0d34ae@192.168.0.254
Contact: <sip:203@192.168.1.254>
Content-Length: 0
CSeq: 344 REGISTER
Expires: 1200
From:.<sip:203@192.168.250.153>;tag=518538680
To: <sip:203@192.168.250.153>
User-Agent: YAMAHA RTA54i
Via: SIP/2.0/UDP 192.168.1.254:5060

以上のようなパケットが送られているようです。詳しくは追って調べてみます。

電話機2台の内線電話システム

まずは、 もっとも単純な内線電話システムを作りました。
電話機は2台です。接続は図のようになっています。
201番の電話機から202番に電話をかけると、202番の電話機が鳴り、
受話器を取ると通話できます。また、その逆も可能でした。

Asteriskの動作しているLinuxマシンは、実際にはiMac上のVMware Fusion上で動作しています。

さらに、RTA54iをAsteriskにレジストさせて3台にしようしましたが、レジストできませんでした。
RTA54iの実装がよくないのかもしれません。

TF-10-S

パイオニア社製の有線電話機を2台入手しました。
液晶などの表示装置や留守番電話機能はなく、リダイヤル機能とダイヤル先を3カ所登録できる機能があるだけのものです。
このような機種の利点は、電源(ACアダプタ等)が必要ないことです。電話線から供給される電気のみで動きます。

Asterisk

IP電話交換機ソフトに「Asterisk」というものがあります。
GPLライセンスのオープンソースです。
音声(電話)に関わるものは、なんでも繋げてしまおう、という思想のソフトのようです。
先日のRTA54iとVTL-TA02Xは、SIPプロトコルで接続します。
設定が難しいので、コンパイルとインストールをして、設定ファイルを見ています。

VTL-TA02X

プラネックス社製のIP電話アダプタ、VTL-TA02Xを2台入手しました。

SIPphone.comへの登録は一応できていますが、電話機がないので通話の確認ができていません。

RTA54i

ヤマハ製のルーター、RTA54iを入手しました。

一般家庭用の電話機を繋げると、IP電話と利用できる機能がついています。

SIPphone.comにユーザー登録し、RTA54iを設定してみました。

sip use on
sip server 1 proxy01.sipphone.com register udp sip:SIPphoneのユーザー名@proxy01.sipphone.com SIPphoneのユーザー名 SIPphoneのパスワード
sip session timer 1200

この設定では、UDPのNATテーブルが1200秒毎に更新されるので、いつも外部から着信できるようになっています。